ポンに老いが
外犬のポンが悲しげに、くーんくーんと鳴いているので、庭に出てみると、後ろ足がまったく麻痺してしまったように、立てないでもがいていた。ぼくが気づいたのは夕方だったが、妻はもっと早い時間から気づいて、何度か姿勢を直してやっていた。
散歩など当然行けない。体を持ち上げてやっても、腰から折れ曲がった後ろ足はまったく力が入らなくなった。餌もうまく食べられないので、餌皿を口元に手で持っていってやって、食べさせてやった。
夜も抱えてやって、小屋に入れた。
17才の老齢犬である。こうしたことになってもおかしくはない。だが、昨日の散歩までは、よれよれながらも歩けていたので、驚いている。
一晩寝かせて、明日も改善しないようなら、病院に連れていってやるようだなと思った。
ぼくが中東の旅の空の下にいたとき、我が家に迷い込んで、父、母、妹によって拾い上げられたポン。その時飼うことを決めたメンバーはみんなこの家を去って、まるでぼくの同志のように、お互い置き去りみたいに一緒に生きてきたポン。
時間は経ったのだなと。寂しさが胸にちくっと痛みを残した。
今日もテンション低い一日だった。鬱気味ということはなかったが、朝寝起きに頭痛をおぼえて、それで昼過ぎまで寝ていた。このテンションの高低と躁鬱との違いを説明することは難しい。主治医はそういう表現で言っても、現状を理解してくれる。
朝起きると、とっさに今日の体調を自分に語りかけて調べるのがくせになっている。
ダイレクトメール専用にしているメアドがある。サイトから買い物をしたり、何か登録をしたりするとき、そういう時専用のメアドである。
毎日結構な数のメールが来る。そのほぼ全部をタイトルだけ見て、既読にしてしまう。
今日はなんだか知らないが、バレンタインの関係の商品紹介が結構来ていた。どうして男のぼくのところにそういうメールが来るのか、不思議だった。
あと5日である。
職場復帰をするかどうか。
悩んでいるし迷っている。
どうすることが一番の正解なのか、よくわからない。
どっちを取ればいいんだろう。
立春でまた新しい季節になった。
またもや時間の方がどんどん進み、自身の病状の回復は取り残されている。
躁鬱の状態も心配だが、抗うつ剤の影響で口が渇いて仕方なく、滑舌がものすごく悪くなっている。今日の夕方などどもり方がひどく、会話をしていた子どもが心配したほどだった。
ぼくの商売は話ができないと命取りになる。現状のままでは仕事にならない。これも悩みの種。たしかに鬱の状況が底は打ったなと感じられるようになったのは、現在の薬に変えてからだ。その薬の処方のMAXの量を使って、やっと現在程度の状態になっている。薬量は減らせない。当然この副作用は続く。困ったもんだ。
一家三人、それぞれがそれぞれの想いで、ぼくの復帰を待っている。
復帰には医師の診断書がいるのだが、そこに職務に完全に復帰できることを書いてもらわなくちゃならない。今週の通院で、ぼくは現状程度の様子で、はたして医師がそのような診断書を書いてくれるものかどうかを聞いてみた。医師は深く考えこみ、
「杓子定規で判断はできない。病状だけでなく、あなたの抱えている生活の困難も考慮にいれなくてはと考えている」
と述べ、やはり来週の通院で結論を出そうということになった。
復帰には、自分自身のGOと、医師のGO、そして職場の復帰審査でのGOという壁を越えなくちゃならない。
それらに十分対応できる心身の体調の管理が必要だ。それには、もう少し気力がいる。
そのもう少しで苦しんでいる。
夜眠るとき、すごく嫌な気持ちになる。今日もあまり芳しくなく一日が過ぎたなと。ひどく焦っている気持ちを抱えながら眠りに就く。その眠りさえ薬の力を頼っている。
なんとか浮上したい。来週の通院までに。
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コメント
もう17歳か、ポンは
うちのわんちゃんは12歳半で昨年2月に先立った
長生きして、ポンは幸せや
老いは 感じるけど
それとつきあうしかないけんね
4月のあたまにそっちに行きます。
会えればええねえ。
いや、ぜひ 会いたい です
投稿: 四国人 | 2012年2月 4日 (土) 23時03分
四国人さん、お久しぶりです。
正月に所沢のTさんと会ったとき、ずいぶんと音沙汰がないが、四国人さんはどうしてるだろうかと話に出ていたところです。
うちのポンは9月に18才になります、
今は後ろ足の弱りと、心雑音が気になりますが、老いつつもがんばって生きて欲しいと思います。
4月にこちらに見えるんですね。
楽しみにしています。
投稿: トンボロ | 2012年2月 5日 (日) 15時57分